埼玉県にある女子栄養大で、学生や教職員146名が
食中毒症状を起こしたとのこと。

そのうち約40名が病院で診察を受けました。
しかもそのうち1名は入院治療を受けています。

女子栄養大という限られた場所で
しかも同時に146名が体調不良になるのは
食中毒の可能性が高いです。

なぜなら、限られた場所で同時に
しかも同じような症状が起こるのは
ウイルスや細菌などのうつる病気の可能性が高いからです。

しかも、今回は下痢や吐き気など、
何か食べることで起こりそうな症状。

これとは違って仮に咳などの症状が蔓延しているなら
インフルエンザなども考えられると思いますが
今回はあくまで下痢や吐き気です。

となると、女子栄養大の今回の騒動では
同じものをみんなが食べて起きる集団食中毒の可能性が高いと
推測できます。

だから保健所が調査することになり
その結果ノロウイルスによる集団食中毒だとわかりました。

ちなみにノロウイルスが原因とわかるためには
食中毒を起こした学生や教職員の
便を調べればわかります。

実際、女子栄養大の学食で食べた学生や教職員が
今回の食中毒症状が起きています。

ただ、どの料理にノロウイルスが入っていたのか?
特定はできていません。

女子栄養大の食中毒の原因であるノロウイルスとは?

ノロウイルスとは、11月から3月にかけて
集団食中毒の原因になるウイルスのことです。

ノロウイルスに感染すると
胃腸炎といって、下痢をしたり吐き気がでます。

また、ほんの少しの量のノロウイルスでも口に入ると
それだけで下痢や吐き気の症状が出るくらい強力です。

とはいえ、ノロウイルスに感染しても
通常、1日から2日程度で調子は戻ります。

どのようにしてノロウイルスに感染しますか?

感染している人の便や吐いた物に
ノロウイルスが含まれています。

何らかの形でそれらが私たちの口に入ることで
ノロウイルスに感染します。

つまり、人から人にノロウイルスが
拡がっていくパターンが一つ。

次にノロウイルスに感染している人が
料理を作ると、ウイルスが混ざります。

そしてその料理を食べた人が
ノロウイルスに感染します。

つまり、人から料理、料理から人に
ノロウイルスが拡がっていくパターン。

最後に、生の魚などに
最初からノロウイルスが混ざっていることもあります。

つまり、料理を作るときに
加熱が不十分だとノロウイルスが死滅しません。

そのためその料理を食べた人が
ノロウイルスに感染するパターン。

女子栄養大はどのパターンで食中毒が起きたか?

今回の女子栄養大では、
どうやってノロウイルスによる集団食中毒が起きたのか?

まず、人の吐いた物や便からうつる、
人から人へのパターンは
今回の女子栄養大のケースでは該当しないと思います。

なぜなら、女子栄養大という狭い空間で起きていますし
同じ学食で食事をした人が食中毒になっています。

そういった意味では人から人への可能性は低いでしょう。

次に、ノロウイルスに感染している人が
調理しノロウイルスが混入したパターン。

このパターンなら、今回の女子栄養大の食中毒で
十分に考えられるでしょう。

なぜなら、学食という調理した食べ物を食べるところで
食中毒が起きているからです。

もし、このパターンで食中毒が起きたのなら
お腹の調子が悪い人は調理をさせないような工夫が必要でしょう。

それこそ、調子が悪いかどうかを自己申告させたり
休みやすいように、給料の補償などしっかりと女子栄養大がシステムを作るのが
食中毒を防ぐ上では大事でしょう。

最後に生の魚にしっかりと加熱してなかったために
ノロウイルスが死滅していなかったパターン。

このパターンが女子栄養大にあてはまるかは
当時、魚料理がメニューに入っていたかどうかでも違いますね。

もし、当日のメニューに魚料理があったなら
調理を担当した人や管理者の責任が大きいでしょう。

もし、加熱不足がノロウイルスによる食中毒を拡大させたなら
今後は、調理をするもののほかに
しっかりとチェックできる人をもう一人配備するなどの工夫が
必要になるかもしれませんね。

〇関連記事
ヒスタミン食中毒の対処法|はごろもフーズ自主回収騒動から考える
女子栄養大で起きたノロウイルスによる集団食中毒も怖いですが
ヒスタミン食中毒も怖いです。

同じ魚から起こる食中毒ですが、ヒスタミンとノロウイルスとでは
症状がまったく違います。

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